社員の声
住井さん
29歳
店舗スタッフ/年収360万円以上/勤続年数0年10ヶ月
- 夜の世界で出会った、腰を据えて働ける場所。何をするにも中途半端だった自分が成長できたワケ
- スポーツも勉強も仕事も。何をしても、どこへ行っても“中途半端”が続く日々。
- ――ご出身は?
- 生まれも育ちも東京です。
学生の頃は割とスポーツマンで、バスケにサッカー、あとは空手もやりましたね。 - ――確かに、体格がいいですね。
- でも、理由は仲のいい友達がやっていたからってことだけ。そもそもスポーツ自体好きじゃなかったので(笑)。
- ――(笑)。では勉強のほうは?
- 勉強はさらに興味ありませんでしたね(笑)。
だからってわけでもないけど、高校卒業後はすぐに働きました。親からは自立しろって言われていたし、1人暮らしも始めたかったので、そのためのお金が必要だったんです。 - ――仕事は何を?
- キャバクラのボーイです。だって、手っ取り早く稼げそうだったから(笑)。
初めはアルバイトでしたが、途中でなぜか社員に登用されまして。自分としては、別に何かをがんばったわけじゃなかったのに。正直、仕事は面白いと思わなかったし。
まあその程度でしたから、2年くらい働いてお金が貯まったらそのまま退職。で、今度は内装屋に就職しました。 - ――なぜ内装屋に?
- いや、単なる興味本位(笑)。学歴や経験不問で募集していたから、ここならやっていけるかなって。
仕事は、マンションやビルなどの建築現場で石膏ボードを貼るのが主な内容。とりあえず先輩のやることを見ていれば自然と覚えられた感じ。
でも、キャバクラと同じで長く働こうとは思わず。体力的にきつかったし、あと単調な作業が多かったのも原因。とにかく、やりがいみたいなのがまったく湧いてきませんでした(笑)。
かといって、転職するのは面倒。だから、なんだかんだで4年は続けました。でもまあ、ほんと中途半端な気持ちで働いていたのは間違いありませんね。 - ――その後は?
- 内装屋を辞めたあとは、いろんなアルバイトを転々としました。あ、そういえば、1回だけ正社員で働いたことがあったかな。
- 戻ってきた夜の世界でも中途半端な自分。ある日、アットホームな職場に響いた“先輩の叱咤”
- ――それはどんな仕事?
- 未経験でもできる介護の仕事を。しかしやってみると、夜勤があって勤務時間も長いわりに、給料は生活できるギリギリのライン。長くは続くわけがありませんよね(笑)。
ただちょうどその頃、貯金が底を尽いてきてしまって、さすがにマズイぞと。そこでひとまず生活に余裕を持たせるため、高収入の仕事を探すことにしたんです。いろいろやってきたけど、振り返ればキャバクラ時代が一番稼げていたなって。 - ――またキャバクラのボーイを?
- いえ、今度は風俗店を探しました。前の店では、上の人に何でもあごで指図されて、まあ我慢して話は聞いていたけど、正直気分はよくなかった。まあ全部が全部そうだとは思いませんが、なんとなく業種を変えてみたかったんです。それで応募したのが『サンクチュアリ』。
- ――入社してみてどうでした?
- まず思ったのは、とにかくみんながフランクだってこと。前の店とは大違いでした(笑)。
スタッフ同士めちゃめちゃ仲がよくて、休憩中はしょっちゅう冗談を言い合って笑ってる。そこにはキャストが混ざることもよくあったし、「同じ夜の世界でもこんなに違うのか」と驚きましたね。 - ――いわゆるアットホームな雰囲気?
- そうそう、まさにそんな感じ。ただ、入社して1カ月くらい経った頃かな。いつもはニコニコしてる先輩に、こっぴどく叱られたことがあったんです。
- ――どんな理由で?
- 「住井、お客様への挨拶や言葉遣いがなってないところは、徐々に慣れていけばいい。でもな、いい加減にはやるな。お前の態度からはやる気が感じられない。もっと仕事に対して真剣になれ。やる気のないやつはフォローする意味もない」って。
- ――厳しい言葉ですね。
- でも、その言葉のおかげでハッと気付いたんですよ。
今まで僕は、社員のときもアルバイトのときも「まあこんなもんかな」って感じでいつも中途半端でした。当然そんなやつが接客していたら、せっかくのお客様を逃してしまう。だから、もし店のことだけを考えれば、ただ僕を担当から外せばいい。叱るのって普通に大変なことだし、いつもみたいにニコニコ楽しくやっているほうがラクじゃないですか。
でも、先輩はそうしなかった。きちんと叱って、そのあとも仕事を任せてくれた。僕の今後のことまでしっかり考えた上でのことなんだと、すごく反省しましたね。 - 中途半端な自分からの脱却、芽生えたプロ意識。“腰を据えて働ける場所”で、さらなる活躍を誓う
- ――いい先輩に恵まれましたね。
- そう思います。仕事は1つずつ丁寧に教えてもらえるだけでなく、慣れるまではできたかどうかチェックもしてくれる。苦手な部分やできないことに対して叱られたりはしませんし、仮に失敗したとしても「おいおい(笑)」とか言いつつ、みんなでフォローし合うような仲間ですから。
- ――そんな住井さんも現在は主任に。どこを評価された?
- なんだろう、思いつかないな。というかまだまだですよ、僕なんて。
まあでも、先輩に叱られてからは与えられた業務1つひとつに真剣に向き合いましたね。そうすることで、初めは付きっきりで教えてもらいながらやっていた受付業務も、今では1人で全部回せるように。受付関係ができるようになったので、次はサイトの更新やパネル用写真の撮影にも携われるようになりました。
そんな風に1つクリアするたびに別の新しい仕事を任せてもらえて、またクリアする。それを繰り返していく内に自分のできる範囲がどんどん増えていって、わかりやすく成長が実感できているところです。 - ――今後の目標は?
- まずは、スタッフの重要な仕事の一つである、キャスト管理もできるようになること。それも含めて、もっといろんなかたちで店に貢献したいと思っています。
それから、もともとは稼げるからっていう理由で始めたので、ここで長く活躍して出世がしたい。今までずっと中途半端な僕だったけど、ようやく腰を据えて働ける場所が見つかったって感じですから。 - ――未来の後輩へメッセージをお願いします。
- 僕もそうだったんですが、この業界ってレジャー産業だし、何だか楽しいイメージがありますよね。でもだからって、ラクができるわけじゃない。お客様に楽しんでもらうためには、しっかりプロ意識を持って真剣に取り組む必要があるんですよ。
そのことさえ理解してもらえれば、うちはすごく居心地のいい店だと思います。未経験の人も大歓迎。かつて僕がそうしてもらったように、「徐々に慣れていけばいいんじゃない」って感じで、ゆっくり教えていきますので。