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社員の声
渡部さん
43歳

店長・幹部候補/年収1,000万円以上/勤続年数9年3ヶ月

好かれることで会社は育つ。最強の店を目指すため、天性の人たらしが部下に伝えるもの
好きなことを仕事にしたい。安易な考えで飛び込んだ世界で身につけたのは、社会人としての“人間力”
――ご出身は?
生まれも育ちも、根っからの埼玉人です。とにかく早くお金を稼ぎたかったので、高校卒業後はそのまま働き始めました。
――就職先は?
店舗スタッフとして、釣具販売の会社に。釣り好きだからっていう安易な考えですけどね。
あとちょっとだけ、テニスのインストラクターの道もいいなと悩んだこともあります。自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ上手かったので(笑)。ただ、薄給なところが多かったんですよね。夏は暑いし冬は寒いし、そのうえ儲からないならやる意味無いなと早々に選択肢から外れました(笑)。
――釣具販売は儲かりましたか?
なんと全然儲からない……どころかドマイナス(笑)。実際に道具を使った所感をお客様に伝えて売る、っていうのが会社の方針なんで、自分で釣りに行かないといけないんですよ。なのに費用は全額自腹。近場の東京湾に行くだけでも2、3万円はかかるのに、はるばる石垣島まで行かされたことも(笑)。もう、生活するだけで手一杯でした。
そのうえどれだけ売っても給料は上がらず、「辞めたい」ばかり考えながらかれこれ6年……無駄な時間でしたね、本当に。ただ、このあとパチンコ屋のホールスタッフを経て、中古パチンコ台の営業職に就くんですが、それを思えば決まった時間に帰れるっていうのはすごく楽だったな。取引先の都合があるぶん、営業って昼も夜も関係ない仕事だったんで。
――なぜパチンコ業界に?
単純に、そのときパチンコにハマっていたんですよね。働いてもお金が手元に残らないから、そのぶんほかで賄おうと。で、どうせ働くんだったら、好きな業界で働きたいなっていう。また、そういう安易な考え(笑)。ホールから営業へ転職を決めたのも、給料が上がるからっていうシンプルな理由です。
――今度は儲かった?
売れば売ったぶんだけ利益になるので、そりゃあもう。
ただ、ちょっとクセの強い会社でしたね(笑)。何しろ入社してまず学んだのが、仕事のやり方やビジネスマナーじゃなくて“人間力”でしたから。
――“人間力”とは?
ざっくり言うと、「周りへの感謝の心を忘れないようにする」とか「仕事のありがたみを理解する」とか、そういうものですね。模範的な社会人としての考え方みたいな。
で、その人間力を学ぶための研修がまたものすごく大変(笑)。「人材こそ企業の宝だ」って考えが強い会社だったので、人材育成には力を入れていたんですよ。
要領のよさと“人の心を掴む力”は一級品。1本の電話が、営業職のエースを夜の世界に引き込んだ
――どんな研修だった?
もう、絵に描いたようなブラック研修。喉を枯らすくらいの発声練習は当たり前、知らない人の家を訪ねて、「トイレ掃除させてください」と交渉したこともありました。そして極めつけが地域の店舗にアポ無しで「働かせてください」と頼みに行くこと。ただし、「報酬はいくらで……」と自分から言ってはいけない。「ありがとう、これは気持ちね」と相手のほうからお金を渡してもらえることで、初めて“合格”になるんです。
――過酷な研修。合格できましたか?
もう、速攻です。ちょちょいのちょいでしたね(笑)。
――すごい(笑)。
昔っから要領がよくて、人の心を掴むのだけは得意なんで。
これは今の仕事にも言えることですが、結局のところ対人関係って、自分のことを好きになってもらえるかどうかが重要。いくら商品をオススメしたり、相手にとってのメリットを伝えたりしても、誰だって嫌なやつの話は聞きたくないんですよ。だから営業職時代は、取引相手と仕事の話をほとんどしませんでしたね。仲良くなればなんでも買ってもらえましたから(笑)。
――営業職が天職のようにも思えますが、なぜ退職を?
ホールスタッフ時代から数えて9年、「パチンコ業界もいいけれど、そろそろ別の業種にチャレンジするのもいいかな」とはぼんやり考えていたんですよね。でも転職してすぐに同じぐらいの給料を貰えるところなんてなかなか無いので、退職を踏み切るまではいかず。
そんなとき、パチンコ店で働いていたときの先輩から突然電話がかかってきたんですよ。「おい渡部、風俗の仕事っておもしれーぞ! だからお前も来いや!」と。
――青天の霹靂。
もう本当に、突然なんですかと思いました(笑)。そもそも彼だって『XSTASY』に入社してからほんの1週間だし、その短さで何がわかるのかと(笑)。
でも話を聞いていくうちに、「風俗業界ってそんなに面白いのか」とだんだん魅力を感じ始めてきちゃって。それに、介護や看護と並んで風俗は廃れることがない業界だとも聞いていたんで、「とりあえず入ってみてもいいかな。給料も悪くないし、駄目だったらすぐ辞めればいいや」と、これまた安易な考えで、この世界に足を踏み入れたわけです(笑)。
スピード離職、スピード出世。全員がお客様から好かれる店を目指し、“相手に伝わる指導”を行う日々
――入社後のことを教えてください。
実は、入って3カ月目で1度辞めてるんですよ。
――ええ!?
そんなに大層な理由ではないです(笑)。
入社後3カ月でマネージャーに昇格したタイミングで『XSTASY』から系列店に異動が決まったんですが、そこのスタッフとどうにも馬が合わなくって……(笑)。昇格したてで仕事に不慣れだったことも駄目押しになって、1週間で辞めました。そのあとは半年ぐらい飲食店でバイトを。
――復職したきっかけは?
これもまた、例の先輩ですよ(笑)。突然、「おう渡部、金無いんだろ。日払いできるから戻ってこいよ」と電話がかかってきて、再び『XSTASY』へ。そこから数カ月で店長に昇格しましたね。
――かなりのスピード出世なのでは?
当時としては異例だったと聞きます。でもまあ、正直なところ「俺って仕事ができるな」という感覚はあったんですよ。何しろ自分の足で取引先へ行かなくても、お客様のほうから店に来てくれる。あとはもう、自分のことを好きになってもらうだけですから。
ただ、役職がつくとほかのスタッフを指導する立場になるので、そこは結構苦労しました。
――具体的には?
“伝える”と“伝わる”の違いっていうんですかね。僕がただ指導内容を伝えても、それは一方的なものにすぎなくて。教えられた相手が意味合いをのみ込んで、初めてこちらの意図が伝わるようになるんです。だからどうすれば相手に“伝わる”のかは、常に考えながら指導しています。
これから入社してくる方も、悩んだら遠慮なく相談してほしいですね。僕も一緒に悩んで励まして、最後は一緒に答えにたどり着きたいので。
――どんな人材を求める?
仕事ができなくても、真面目にコツコツと努力できるタイプ。もしくは、オラオラと上を目指す野心家タイプも大歓迎です。どんなタイプでも指導して、ちゃんとできるように育てるのが僕の仕事なので。
そうして全員がお客様から好かれるスタッフに育ったら、もう最強じゃないですか。人間力、というほど大げさなものじゃなくていいんですが、“スタッフ力”の強さで会社は育っていきますから。
――最後に、未来の後輩にメッセージをお願いします。
月並みな言葉ですが……がんばり次第でいくらでも活躍できますし、風通しのよさや居心地のよさは保証します。でなきゃ僕だって、辞めたあとにこうして戻ってきていないですからね(笑)。